大正8年創業。工作機器、部品製造用専用機械を製造する会社としてスタートしました。
その後「足袋のコハゼを作る専用機械をつくってほしい」という注文をきっかけに、「こはぜ」そのものの製造を始めます。その後同業他社に先駆け、「こはぜ」の半自動製造装置を実現したり、製品そのものの工夫にも取り組み、業界のトップメーカーとしての地位を固めました。弾力性やたわみ力を増すことに成功し、金属製とは思えないほど、体の曲線にフィットする“進化”を遂げたのです。弊社の強みは、独自技術を持っていることです。その後、「こはぜ」=『留め合わせる』の意味から『縁合せ』『福を留める』縁起物として七福神の刻印入り開運ストラップを開発しました。七福神にちなんだ7種類があり、24K鍍金で輝いています。さらにストレス解消や健康維持に良いマイナスイオンを放出するトルマリンパウダー入りも作りました。「肌に優しい本物志向のこはぜ」を作り続けています。
商品開発力とコラボレーション力と行動力です。「毎年一つは新商品をつくりたい。」それが社員一同の目標です。
販売その他、自分たちでできないことは仲間の会社とタグを組んで進めていきます。仲間と協力することによってより力が大きくなるのです。
「温故知新の心で社員一同一丸となって、誇りと喜びを持ち社会に貢献する」という理念のもと、こはぜを世界中に周知を図り、様々なジャンルで使用してもらえるよう商品開発を進めていきたいと思っています。
会長の青山佳司は、創業から4代目。15歳でガン発症。26歳までは病気がちでしたが、病気も乗り越え回復。いかなる困難にも負けないように常に前向きに進んできました。
海外の展示会などにも一人で出かけます。フランスのパリなど言葉が通じなくても積極的にアタック。どんな仕事に対しても果敢に挑戦することが大事だと思っています。口べたですが、積極的な行動が評価され、根底にある「こはぜを守り、世界へ発信することが自分の使命」と思う気持ちが他人に通じているのだと信じています。
4代目が会長に就任するとともに久保佳代が5代目として社長に就きました。製造業とは全く縁がなかったにも関わらず(山陽放送アナウンサーからフリーアナウンサーへ、ギリシャ産オリーブオイル輸入卸業を営む)、篠山に呼ばれたのは「こはぜ」を作るためと思えます。まさに「こはぜ」=「人と人とをつなぐ」ことを実感しています。「AOYAMA KOHAZE」ブランドのファッションショーをこの篠山で開催したいと思っています。